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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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確率による色付け

 そして通常のfMRIを用いて得られた脳画像では,脳活動の大きさではなく,統計的にどれぐらいその活動が確かであるかをもとに,脳活動部位を色づけして表示しています。よく使われる表示法では,5%の水準で活動したと言える部分を暗い赤で,より確からしい1%水準で活動したと言える部分は橙色で,さらに確からしい0.1%水準で活動したと言える部分は黄色というようにグラデーションをつけて脳活動部位を示します。このような色つきの図を見ると脳のどの部分が有意な活動を示しているのかがよくわかります。ここでいう「強い脳活動」とはその活動の絶対値が大きいことではなく,統計的により確からしいことを示しているのです。

坂井克之 (2009). 脳科学の真実:脳研究者は何を考えているか 河出書房新社 pp.120-121
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