忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

人数は?

 ところがここで,どうにも不可解な謎にぶつかる。それほど医療が大きく進歩しているなら,アメリカの精神障害者の数は,過去50年間で人口比で減少したはずだ。1988年にプロザックや他の第2世代の精神科治療薬が登場してからは,さらに減ったと期待していいところだ。障害者率は2段階で減少したはずである。ところが薬物療法革命が進むにつれて,アメリカの精神障害者数は劇的に増加しているのである。しかもプロザックや他の第2世代の精神科治療薬の導入以来,一段とピッチを上げているのだ。何より憂うべきことに,この現代の疫病は今や子どもたちにまで広がっている。

ロバート・ウィタカー 小野善郎(監訳) (2012). 心の病の「流行」と精神科治療薬の真実 福村出版 pp.21-22
PR

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]