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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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結果バイアス

 後知恵は,医者,ファイナンシャルアドバイザー,三塁コーチ,CEO,ソーシャルワーカー,外交官,政治家など,他人の代わりに決定を下す人々に,とりわけ残酷に作用する。私たちは,決定自体はよかったのに実行がまずかった場合でも,意思決定者を非難しがちである。また,すぐれた決定が後から見れば当たり前のように見える場合には,意思決定者をほとんど賞賛しない。ここには明らかに,結果バイアスが存在する。結果が悪いと,ちゃんと前兆があったのになぜ気づかなかったのか,とお客は彼らを責める。その前兆なるものは,事後になって初めて見える代物であることを忘れているのだ。

ダニエル・カーネマン (2012). ファスト&スロー:あなたの意思はどのように決まるか?(上) 早川書房 pp.296
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