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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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社会の投影

科学者もまた,ふつうの人間です。科学者だけに科学者であるがゆえの「高潔な」人格を期待したり,特別の倫理観を期待したりすることもできますまい。まして現実の科学者がそうでないからといって,裏切られたと感じたり,失望したりするのは愚かなことだと思います。
 要するに,現代の科学は,その長所も欠点も,わたくしども自身のもっている価値観やものの考え方の関数として存在していることを自覚することから,わたくしどもは出発すべきではないでしょうか。今日の自然科学は,今日のわたくしども人間存在の様態を映し出す鏡なのです。今日の科学者の考えていることは,わたくしどもの時代,わたくしどもの社会の考えていることの,ある拡大投影にほかならないのです。

村上陽一郎 (1979). 新しい科学論:「事実」は理論をたおせるか 講談社 pp.201
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