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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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シュタイナーの思想

シュタイナーは自身の体系に,ブラヴァツキーが提示した「七周期の進化」という図式を,彼女以上に徹底して組み込んでいった。シュタイナーの人智学においては,地球・人種・文明・人間における進化のプロセスがそれぞれ7つの周期に区分され,その各層が相互に密接な照応関係にあると考えられたのである。そこでは,神智学の周期説の他,「ミクロコスモスとマクロコスモスの照応」という旧来のエソテリシズムに由来する観念や,ヘッケルの有機体的進化論における「個体発生は系統発生を繰り返す」という生命観が折衷・融合されていることが見て取れる。

大田俊寛 (2013). 現代オカルトの根源:霊性進化論の光と闇 筑摩書房 pp.68
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