忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ナチズムの源流

20世紀初頭に開始されたアリオゾフィの思想運動は,ドイツやオーストリアにおいて徐々に支持者を増やしていき,ついにはナチズムの源流の1つを形成することになる(両者の関係については,ここでは十分に論じる余裕がないため,詳しくは巻末に示した諸文献を参照していただきたい)。その運動の特徴について簡潔に指摘しておくとすれば,それは一方で,アーリア=ゲルマン人種の純粋性と至上性を追求するさまざまな結社が広範に普及していったこと,また他方で,劣等人種とされる対象がもっぱらユダヤ人に局限化されると同時に,その動きにまつわる「陰謀論」が語られるようになったことである。

大田俊寛 (2013). 現代オカルトの根源:霊性進化論の光と闇 筑摩書房 pp.93-94
PR

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]