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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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真理,真実,本当の答え

一番の問題は,自分たち自身が,外からそう見られていることに気づいていないことだ。だから私には分かる。洗脳されている側には,「洗脳されている」という自覚が全くない。他のカルト教団を見て,「自分たちはカルト教団でなくてよかった」と強く思うのだ。鏡を見て我が身を直せという言葉はカルト教団には通用しない。鏡を見てもうっとりするだけなのだ。興味深いことに,エホバの証人もオウム真理教も「真理」という言葉を使っている。「真理,真実,本当の答え」といった言葉を使う団体は,宗教にかかわらず,ビジネス・セミナーでも,自己啓発本でも,臭いと思った方がいい。

佐藤典雅 (2013). ドアの向こうのカルト:九歳から三五歳まで過ごしたエホバの証人の記録 河出書房新社 pp.142-143
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