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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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兄弟殺し

先に紹介したように,オスマン帝国では,即位したスルタンが兄弟を殺すことが慣例化していたが,それが可能なのは,王子たちがいずれも,県軍政官として行政や軍事指揮の経験を積み,即位に備えていたからである。その過程で軍功と有能さを競い,首都イスタンブルの有力者の間にも支持者を増やす努力をしていた。父であるスルタンは,イスタンブルに近い県の軍政官に自らの後継候補を任命することで,後継候補の優先順位を示すことができた。イスタンブルにもっとも早く入った王子が継承権を得たからである。しかし,いずれにせよ自らの死後のことである。最終的には,イスタンブルに支持者のある候補(王子)にだけ即位のチャンスがあった。こうして,イェニチェリなどの首都の常備軍勢力がスルタンの後継争いに重要な役割を演じることになったのである。

林佳世子 (2008). オスマン帝国500年の平和 講談社 pp.106-107
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