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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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寺子屋

寺子屋に入学するのは。7〜9歳の子どもであり,在学年数も3年から6年という幅の広いものであった。男子と女子の生徒数は石川(1972)によるとそれぞれ59万2754名と14万8138名であり,男子が女子の約4倍の多さであるから,江戸時代にあっては初等教育では女子よりも男子がはるかに重視されたのである。封建時代の男尊女卑という特色が背景にあった。寺子屋修了後に通う学校であった,前節で述べた藩校にいたっては,ほぼ全員が男子のみの入学だったので,女子教育,特に中等教育にあっては女子は排除されていたといっても過言ではない。寺子屋でどういう教科を教えていたかといえば,読み・書き・習字が主であった。学校によっては商人になる人のために算術を教えていたし,僧侶の教える学校では漢学,仏学,修身なども教えていた。

橘木俊詔 (2013). 宗教と学校 河出書房新社 pp.35
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