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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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忘れよ

相互作用論を理解するには,遺伝について知っているつもりのことをすべて忘れる必要がある。
 「遺伝子のみを因子とする一般の概念は,妥当ではない」と,遺伝学者のエバ・ヤブロンカとマリオン・ラムは明言する。「遺伝子は,自律的単位として見ることができない——つねに同じ効果を生み出す1本のDNAだと考えてはいけない。ある1本のDNAが何を生み出すにしても,何を,どこで,いつ産みだすかは,他のDNA塩基配列と環境に依存すると考えられている」
 メンデルはエンドウマメの交配実験のときに気がつかなかったが,遺伝子はいつも同じ口調で同じセリフを言うロボット俳優とは異なる。じっさいには周囲のものと作用しあい,語りかける相手に応じてセリフを変えるのである。

デイヴィッド・シェンク 中島由華(訳) (2012). 天才を考察する:「生まれか育ちか」論の嘘と本当 早川書房 pp.29
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