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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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一般化

生物を分類する能力が人間にとってとても重要だとしたら,他の動物——大きな動物であれ,小さな動物であれ——にとっても,等しく重要なのではないだろうか?ジョージ・ゲイロード・シンプソンは「分類するということは……生き,生き続けるために,どうしても必要なことだ」と言っている。この言葉はすべての生物について述べたもので,その証拠に彼は,下等生物であるアメーバの分類能力について次のように述べている。「反応を見る限り,1匹のアメーバの体のどこかが,一般化の作業を行っているのは確かだ。つまり,それは個々の食料に個別に反応しているわけではなく,何らかの形で,あるいは何らかの方法で,無数の異なる対象を『食べられるもの』として分類しているのだ」。

キャロル・キサク・ヨーン 三中信宏・野中香方子(訳) (2013). 自然を名づける:なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか NTT出版 pp.201
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