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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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農耕の過大評価

農耕が過大評価されていることを示す例はほかにもある——農耕なしで定住あるいは半定住生活に落ち着いたナトゥーフ文化人やペルー沿岸の人々がそうだ。定住を後押ししたのは,前者では資源の多様性,後者では資源の量だった。これらの例を見れば,文明の要件を満たしている社会が,条件さえ整っていれば農耕の存在がなくても発生したかもしれないと考えるのが理に適っているのがわかるだろう。

クライブ・フィンレイソン 上原直子(訳) (2013). そして最後にヒトが残った 白楊社 pp.267
(Finlayson, C. (2009). The Humans Who Went Extinct: Why Neanderthals Died Out and We Survived. Oxford: Oxford University Press.)
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