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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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観念の残骸

「セクシュアリティ」という概念のおかげで,それまであった人間どうしの結びつきを表わす単語——友愛,友情,愛,情熱——が,いかにも古くさく時代遅れのものにされてしまう。なぜなら,「セクシュアリティ」の観点からすれば,それらすべてはただひとつのエネルギーから派生するものとされるからである。プラスチック・ワードの光のもとで,日常言語はあたかも使い古しの観念の残骸のように見えてくるのだ。

ウヴェ・ペルクゼン 糟谷啓介(訳) (2007). プラスチック・ワード:歴史を喪失したことばの蔓延 藤原書店 pp.55
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