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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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信用できる顔か

プリンストン大学のアレクサンダー・トドロフと同僚は研究によって,「この人は信用できるか否か」という瞬時の判断につながる外見的要素をわりだした。「信用できる」とされる顔の特徴は,口角の上がった口もとや大きく見開かれた目,そしてはっきりした頬骨などで,逆に「信用できない」と判断されがちな特徴は,下がり気味の口角や眉尻の上がった眉毛,そして頬骨が平板だったり落ち窪んでいたりすることだ。
 ロンドン大学のレイ・ドランとその同僚は研究の結果,脳の中でこうした「信用できない」顔にとりわけ強く反応するのは扁桃体であること,そして扁桃体が脳内の警報システムを作動させ,不吉な感覚をもたらすことを発見した。扁桃体が傷を受けると,この自然の警戒機能はなくなってしまう。

エレーヌ・フォックス 森内薫(訳) (2014). 脳科学は人格を変えられるか? 文藝春秋 pp.134-136
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