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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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時間処理のエネルギー量

イーグルマンの理論ならば,時計が止まっていると感じる錯覚も説明できる。最初のころの針の動きが遅く感じるのは,脳が秒針の動きを認識するのが初めてだからだ。その後,秒針が動くのを見続けるうちに,神経の発火や使われるエネルギーが減少して,時間が過ぎるという感覚も弱くなる。同じように,ぼんやりとした光より明るい光が点滅したときのほうが,長い時間,光っていたと感じるし,同じ時間でも,単純な曲よりも複雑で難しい曲が流れているときのほうが長く感じる。それは私たちが,時間を処理するためにどのくらいエネルギーを使ったかで,時間を計っているということだろうか?

クラウディア・ハモンド 度会圭子(訳) (2014). 脳の中の時間旅行:なぜ時間はワープするのか インターシフト pp.80-81
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