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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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ほめる教育は価値付け

 この「ほめる教育」の視点は,じつは,「ほめられるところがあれば価値があり,そうでなければ価値がない」という価値観にもとづいています。多分,「ほめる教育」推奨派の人たちはこのことを明確には認識していないのではないかと思います。しかし,はっきり認識しておくべき点です。
 一見,どこにもほめるべきところがないような子どもがいたとします。「ほめる教育」では,それでもどこかにほめてやるところがないかを探します。そして,なんとかほめてやる----。
 それによってはじめて,その子には価値が生じたのです。ほめられるようなところがひとつもなければ,その子には価値がないわけですから,とにかくすこしでもいいと思われるところを探してほめる。それで価値を付与する。

伊藤 進 (2005). ほめるな 講談社 p.47-48
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