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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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自信と精度は関係がない

自分の予測にどれほど自信があろうと,それはその人の真の予測能力の制度とはまるで関係がない——数々の実験がそれを裏づけている。つまり,相手の性格を見抜けるとどれほど自信満々でも,予測力の精度とはまったく無関係か,あるいは,関係があったとしてもごくわずかでしかない。これまでに誤った予測をしたことがあるから,自分は相手をまったく見抜けないとは,誰も思いたがらないのだ。だから,私も含めて誰もが,人には見込み程度の予測をする能力はあっても,確実な予測は立てられないのを科学が示していると胸に刻んでおく必要がある。そのことは,人に会って,手がかりを敏感に察知したと感じても,決して忘れてはならないのだ。

マシュー・ハーテンステイン 森嶋マリ(訳) (2014). 卒アル写真で将来はわかる:予知の心理学 文藝春秋 pp.197
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