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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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自閉症と診断されると

このように増加した大きな理由として,米国では,自閉症と診断されると学校で丁寧に扱われることが挙げられる。米国の普通学級はおおよそ35人で構成されているが,自閉症と診断されると4人学級に入ることができ,手厚く注意を払ってもらうことができる。そのために,知的能力が高く,少し風変わりだったり引っ込み思案だったりする子どもが,教育的なメリットがあるという理由で,自閉症という診断を受けるケースが増えることになった。本来は教育的な配慮をもとに判断されるべきところが,医学的な診断が優先されるためにこのようなことが起きたのである。DSMが力を持ちすぎた結果,このように学校や司法場面で乱用ともいえる形でDSMが使用されることになってしまった。

大野 裕 (2014). 精神医療・診断の手引き:DSM-IIIはなぜ作られ,DSM-5はなぜ批判されたか 金剛出版 pp.71-72
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