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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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論文数

数で競争するカルチャーは,“質は量についてくる”という工学部の言い伝えを反映したものである。作家の場合と同様,たくさん書く人の論文の中には,質がいいものが含まれているのである。
 1990年代はじめに有力国立大学を定年退職した某教授は,数百人の後輩が集まった最終講義の際に,それまでに発表した500編に及ぶ論文数を時系列的に表すグラフを指し示しながら,“論文の数で競争するのはバカげたことです。しかし,それをバカげていると言えるためには,たくさん書かなくてはならないのです”と発言して,後輩たちを卒倒させた。つまり“論文数が少ない諸君は,発言する資格がない”ということである。

今野 浩 (2013). ヒラノ教授の論文必勝法:教科書が教えてくれない裏事情 中央公論新社 pp.27-28
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