I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

人種問題へ

米国では,個人の機会に責任を負うとみられる機関は,それが何であれ政治的混乱を生み出す。機会は米国社会において,大きな突進力を持つ。機会は,すべての個人が基本的権利として持つはずで,それを否定するのは道徳的に受け入れられない。19世紀の大半は,機会が,小農場,商店,企業を立ち上げる資本の入手を意味する時代だった。また,その時代,銀行業,通貨,与信は怒りを誘う政治問題だった。20世紀末になると,機会は教育を意味し,同じことが学校で起こった。
 これが一般的な状況である。具体的には,米国版メリトクラシーの政治学は,創設者が予想しなかった問題へと向かった。人種問題である。

ニコラス・レマン 久野温穏(訳) (2001). ビッグ・テスト:アメリカの大学入試制度 知的エリート階級はいかにつくられたか 早川書房 pp.191

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