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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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遺伝子と環境

これらの例から考えると,不利な遺伝子を持っていても,虐待を受けたり,ストレスの多い環境におかれなければ,これらの遺伝子の作用はおこらないので,遺伝子と環境は相互に作用していると考えられます。このことは子育てや教育学にも有用な知識となりますし,不利な遺伝子を持っていることが病的な状態につながる場合でも,薬剤による治療の可能性が考えられます。実際,遺伝子の発現を抑制したり高めたりする治療として,薬剤によるエピジェネティックな治療の可能性が検討されています。

土屋廣幸 (2015). 性格はどのようにして決まるのか:遺伝子,環境,エピジェネティックス 新曜社 pp.22-23
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