忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

7つの要素

ロスバートは乳児期の個性の発達に関わる7つの要素を時間の流れに沿ってまとめています。彼女によれば,(1)適応は新生児期から始まります。(2)不快感も新生児期から。(3)接近行動は新奇な物に近づこうとすることで生後2か月から。(4)いらだち/怒りも生後2か月から。(5)恐れは新奇なものを避けようとする行動で生後6か月から。(6)自己制御は10か月から。(7)親密な関係の時期は明確ではありません。
 新生児期にはいらだち/怒りと恐れの感情はまだ未分化状態にありますが,やがてこの2つは別のものとして分かれます。これら7つの要素のあいだには互いに亢進して高めあったり,抑制したりという相互作用が認められます。ロスバートは7つの要素の1つが欠けているような子どもの場合,残りの要素がそれを補うだろうと考えています。

土屋廣幸 (2015). 性格はどのようにして決まるのか:遺伝子,環境,エピジェネティックス 新曜社 pp.31-32
PR

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]