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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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マインドセット

自分の知能や,周りの世界をコントロールする能力,社交性,その他の特徴は,生まれたときから逃れようのないもの,あるいは恵まれているものではなく,鍛えたり発達させたりできる筋肉や認知的スキルのように柔軟性を持っていると,幼いころから考える子どももいる。ドゥエックはそういう子どもを「拡張的知能観」の持ち主と呼ぶ。一方,自分の能力(賢いか愚かか,良いか悪いか,強力か無力か)を,自分には変えられない,生まれてこのかた固定された水準に凍りついているものと見なすのが,「固定的知能観」の持ち主だ。幸い,ドゥエックの研究は,こうしたマインドセットの重要性を示すだけにとどまらず,これらのマインドセットには変化の余地があることを明らかにし,マインドセットを考え直したり修正したりするための多くの方法を説明している。

ウォルター・ミシェル 柴田裕之(訳) (2015). マシュマロ・テスト:成功する子・しない子 早川書房 pp.128
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