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読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

問うという行為

そもそも,なにかを問うという行為はなんなのでしょうか。問うという行為は,議論している話題または問題をその問いがもつ枠組でくくろうとする行為,またはその枠組みで問題がつかまるはずであるという態度表明でもあります。その行為に絶対性があるはずはありません。さらに,問いと答えは一般に対になっています。ですから,問いの仕方自体がそでに答えの出し方や答えのあり方を限定していることになります。その問いがどんな枠組みで世界を切り取ろうとしているのかを自分でつよく意識できない状態で相手に「問う」ことをすると,こんどは相手からその「問い」の意味について聞かれる可能性が生じます。その相手からの「問い」に十分答えられるだけの準備が,問うことには要求されるのです。

福澤一吉 (2005). 論理表現のレッスン NHK出版 pp.65-66

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