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読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

帰納的論証

用いられた根拠からなんらかの推測をし,主張・結論が出されるような論証の形式を帰納的論証といいます。帰納的論証ではある根拠から出発し,その根拠にそもそも含まれていない内容を推測して導いていることになるのです。ですから,仮に用いられている根拠が信頼性のあるものであったとしても,論証として妥当とはいえません。この意味において,帰納的論証ってけっこう危なっかしいことをしているのです。しかし,帰納的論証の名誉回復(?)のために言っておきますと,私たちが日常接するほとんどの論証は帰納的論証です。この帰納的論証があるからこそ手元にあるなんらかの根拠,証拠から,まだ見ぬ,だれも知らないことが予測できるわけです。その意味において,帰納的論証はパワーがあるとも言えるのです。

福澤一吉 (2005). 論理表現のレッスン NHK出版 pp.145-146

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