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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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脳と行動

脳科学者は,脳のデータと行動の間に緊密な因果関係をいまだに構築できていない。有責性——つまり,誰が理性に従うことができて,誰ができないか——の判断に重要だと法律が見なすほどの有意義な特性を脳科学が明らかにできるまでは,脳画像の価値は法的妥当性をはるかに踏み越えた,ただの誇張にとどまるだろう。法律の枠内では,刑事的・道徳的責任の帰属は,悪しき行動を引き起こした原因にはかかっておらず,加害者が予見可能な結果に影響を受け,それに従って行動を改めるに足る理性を有していたかどうかで決まる。これが今日の法廷で「行動は画像より雄弁だ」と言われる所以であり,本来あるべき姿である。

サリー・サテル スコット・O・リリエンフェルド 柴田裕之(訳) (2015). その<脳科学>にご用心:脳画像で心はわかるのか 紀伊國屋書店 pp.226
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