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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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孤独感というシグナル

孤独感は社会的なつながりを取り戻すきっかけとなり,社会的なシグナルに対する私たちのレセプターの感度を上げる。同時に,孤独感に象徴される根強い恐れのせいで社会的なシグナルの処理が混乱し,実際に伝わるメッセージの精度が落ちる。私たちは,慢性的に孤独感を味わっていると,感度が高まり精度が落ちるという二重の影響によって,社会的なシグナルの意味を誤解しかねなくなる。ほかの人なら,同じシグナルに接しても感知さえしないし,仮に感知してもまったく異なる解釈をするだろう。

ジョン・T・カシオッポ&ウィリアム・パトリック 柴田裕之(訳) (2010). 孤独の科学:人はなぜ寂しくなるのか 河出書房新社 pp.48-49
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