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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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政治的透明性のために

ランダム化試験はある程度の適用性を持ち,開発研究におけるこまごまとした知識問題の一部を解決するかもしれない。しかしながら,こうしたミクロ・レベルの実験は,マクロ経済的データの代わりになることはできないし,そうなるべきではない。中央銀行,財務省,政策立案者,その他の利害関係者たちは,データベースがどれほど混乱し,制限されたものであったとしても,マクロ経済状況に関して政策選択を行う必要がある。これはたんに技術官僚の問題ではない。国民経済に対する説明責任は,政府の説明責任の基本である。信頼できるマクロ・データなしには,政治的透明性は考えられない。

モルテン・イェルウェン 渡辺景子(訳) (2015). 統計はウソをつく:アフリカ開発統計に隠された真実と現実 青土社 pp.162
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