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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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知識人の悲劇

知識人の悲劇のひとつは,自分自身や自分の仕事について最大の価値とすることが,その社会が測る彼の価値とまったく異なることである。社会が知識人を価値あるものと評価するのは,大衆娯楽から兵器の設計まで,知識人を多種多様な目的に利用できるからである。しかし,私がこれまで知性主義の本質だと指摘してきた気質を,社会が十分に理解することはほとんど不可能である。さまざまな形で現れる知識人の遊び心は,大方の人の目には,おそらくよこしまな贅沢と映る。アメリカでは精神の遊びは,思いやりや寛大な目で見られない唯一の遊びの形態だろう。知識人の信仰心も現実の危険はないにせよ,苛立たしく見られうる。そして,どちらの資質も,実用のビジネス社会には大した貢献はしないと考えられている。

リチャード・ホフスタッター 田村哲夫(訳) (2003). アメリカの反知性主義 みすず書房 pp.29-30
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