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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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ワトソンvs.フロイト

行動の観察と計測を中心に据えたワトソンの考え方はたちまち注目を集め,世の学者たちがますます沢山のネズミに,ますます複雑な迷路を走り回らせるようになった。ある新聞記事には,こんな言葉が残っている。「かつてダーウィンに魂を奪われた心理学は,いまやワトソンにうつつを抜かしている」
 勢いをえた行動主義者は,学習原則にとどまらず心理学のその他の領域にまで手を広げた。なかでもワトソンが強い興味を抱いたのは,恐怖症の原因解明と治療法の開発だった。行動主義者の例にもれず,彼はジークムント・フロイトの「えせ科学的なたわごと」に代わるものを見つけたいという欲求に駆られていた。

リチャード・ワイズマン 木村博江(訳) (2013). その科学があなたを変える 文藝春秋 pp.134-135
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