忍者ブログ

I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

PERMA

ウェルビーイング理論についてまとめてみよう。ウェルビーイングとは構成概念である。そして,幸せではなく,ウェルビーイングこそが,ポジティブ心理学のテーマである。ウェルビーイングでは5つの測定可能な要素(PERMA)が考察対象となる。

 P: ポジティブ感情(Positive Emotion)(幸福と人生の満足度が要素として含まれる)
 E: エンゲージメント(Engagement)
 R: 関係性(Relationships)
 M:意味・意義(Meaning)
 A: 達成(Achievement)

 どれ1つとして単独でウェルビーイングを定義する要素はないが,各要素がウェルビーイングに寄与する。これら5つの要素には,自己報告で主観的に測定される側面と,客観的に測定される要素とがある。
 対照的に,幸福理論では,幸せがポジティブ心理学の最重要項目として扱われる。幸せは実在するものであり,人生満足尺度によって定義される。幸せには,ポジティブ感情,エンゲージメント,意味・意義の3つの側面があり,それぞれが人生の満足に関係し,すべて主観的な自己報告によって測定される。

マーティン・セリグマン 宇野カオリ(訳) (2014). ポジティブ心理学の挑戦:“幸福”から“持続的幸福”へ ディスカヴァー・トゥエンティワン pp.48-49
PR

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

Copyright ©  -- I'm Standing on the Shoulders of Giants. --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]