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読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

瀉血支持論

ガレノスは生命精気が脳にいって霊的精気となり全身に送られるという精気システムを構築しこれにヒポクラテスの体液病理説を取り入れて過剰な血液と腐敗体液の排除が主要目的で瀉血,緩下剤,吐剤,利尿剤,発汗剤を用いた。瀉血についてのエラシストラートスに対する討論はすさまじいもので,医学の真実の道はヒポクラテスの発見した道であり,ヒポクラテスの方法論に反対する方法学派は徹底的に批判した。彼の強烈な瀉血支持論が19世紀までその命脈を保たせたのかもしれない。

藤倉一郎 (2011). 瀉血の話 近代文藝社 pp.14-15

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