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読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

瀉血のポイント

中世全体を通じて瀉血は特に高く評価された治療法であった。体液学説により,過剰な血液は排出するべきであり,損なわれた体液はきれいにしなければならない。熱すぎる血液をさまし,血流をゆるやかにして有害な体液を排出することができる。この際常に考えなければならないことは,年齢,性別,気候,季節,風向き,患者の生活様式,病気の段階であった。血液排出できる静脈は三十を超え,占星術が流行し,大宇宙の天体の運行が小宇宙の人体を支配するという大宇宙,小宇宙説が信じられていた。そのため占星術と瀉血が結合し,血をとる月や日が問題となり,瀉血カレンダーが作られた。9,10,12月は瀉血によく,1,2,4,7,8月は不良だなどといわれた。星座の位置がよくない時は瀉血を避けなければならなかった。

藤倉一郎 (2011). 瀉血の話 近代文藝社 pp.36

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