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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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不規則動詞の未来

 われわれは特定の不規則動詞が将来どうなるかも予想できた。われわれのリストでは現在も不規則動詞として残っているのは177のうち97だが,いまから何千年も経過したとき,長年連れ添った伴侶を捨てて若い相手に走るかのように,現行の時制変化のパターンを捨てて新方式のパターンに乗り換えている可能性がいちばん高いのはどれだろう?皮肉にも答えはwed(結婚する)で,この不規則動詞は現在残っている98の不規則動詞の中では使用頻度が一番低いのだ。もう以前から,従来の時制変化wed/wed/wedに代わるwe/wedded/weddedがいたるところで頻繁に顔を出している。だから,newly-wedを使って「新婚なんです」と言いたいなら,いまが結婚の最後のチャンスかもしれない。はるか未来のカップルが「幸せな結婚」を願っても,wed blissは望みようがなく,wedded blissで我慢するしかないだろう。



エレツ・エイデン ジャン=バティースト・ミシェル 坂本芳久(訳) (2016). カルチャロミクス:文化をビッグデータで計測する 草思社 pp. 68-69


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