I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

壊死

 壊死(ネクローシス)は,生きた組織の死とされるが,この冷静な定義は,組織の死がどれほど気持ち悪く,恐ろしいものであるかをうまく表現できていない。壊死をもたらす毒液は,多くの皮膚や脚一本を丸ごと腐らせ,壊疽を引き起こし,血液・膿・腐敗臭を滲出させる。健康なピンク色の組織は死んで真っ黒になり,液状化した肉から溢れる体液で膨れあがり,ついには腐敗し,ゾンビのような塊になって骨から剥がれ落ちる。そのような傷を表現するのに,医師や科学者が壊死という言葉を使いたがるのは,不思議ではない。
クリスティー・ウィルコックス 垂水雄二(訳) (2017). 毒々生物の奇妙な進化 文藝春秋 pp. 162

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