I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

遺伝子変異の頻度の変化

 私たちは進化を,表に現れる影響として捉えがちだ。つまり,それぞれの種を近縁種と区別させるような,形質や行動の違いとしてである。しかし,進化とは身体的な差異ではなく,遺伝的変化の尺度である。一つの種内でも,各個体が互いに非常に異なって見えることがあるが,それでも遺伝的構成の面から見ると,そうした個体同士はつながっている。
 およそ1世紀のあいだ,科学者たちは,進化を集団内の遺伝子変異(対立遺伝子と呼ばれる)の頻度の変化と定義してきた。したがって,進化の「速度」は,遺伝子がどれだけ速く突然変異,もしくは重複するかを表している。そして,進化の速度となれば,毒液をもつ巻貝類は,動物界のウサイン・ボルトと言える。なのに,彼らは遅い動物だと考えられてきたのだ!
クリスティー・ウィルコックス 垂水雄二(訳) (2017). 毒々生物の奇妙な進化 文藝春秋 pp. 200-201

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