I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

権力の獲得

 分裂病については暗黒の面ばかりではない。しかし,暗黒面を無視するのは,創造性や業績を無視するのと同様に非現実的で不適切である。分裂病患者,分裂病の遺伝情報を一部もった人は暴力的であったり,サイコパスであったり,犯罪を犯すこともあり得る。これらの資質はより優れた知性によって抑制,コントロールすることができれば,地位や認知,金銭を巡る争いにおいては計り知れない価値を持つ。これは特に,「ならず者」を除外できない社会,真の民主主義が実践されていない社会において真実である。そのためごく最近まですべての社会で,いや,今日でも民主的とされる多くの社会において,これらの特質を持つ節操のない人々が他人をさしおいて権力を獲得し,維持する機会を得ている。
デイヴィッド・ホロビン 金沢泰子(訳) (2002). 天才と分裂病の進化論 新潮社 pp. 253

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