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読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

窮余の策

 つまり,「公立(小)学校」の数が十分ではなかった東京では,窮余の策として,近世以来の既存の寺子屋(手習い塾)や私塾などを「私立小学校」として認可し,公教育の普及を図っていった。また私立小学校は公立小学校の代用とみなされ,「代用私立小学校」という名称・制度のもとで,私立小学校への通学が認められることになった。手習い塾や私塾の師匠たちは,東京府の開催する研修等に通い,「学校教師」としての振る舞いや近代学校の教授法を習得するよう指導された。しかし,私立学校は代用である限り,一般には公立学校よりも格下の学校として位置づけられ,公立小学校が普及するにつれ,私立小学校は次第に淘汰され,その数も減少していった。
小針 誠 (2015). <お受験>の歴史学:選択される私立小学校 選抜される親と子 講談社 pp. 58-59

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