I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

受験勉強の意義

 大学進学経験のない親にとって,大学受験や大学そのものは未知の世界であり,受験勉強を含めた大学進学のプロセスを自らの経験としては有していない可能性が高い。そこで,高校または大学を併設するなど,「その後の受験勉強をしないで済む」小学校を選択,合格すれば,その時点で将来の学歴が保証されると確信しているのだろう。つまり,同一学校法人内で小学校から大学まで進学できれば,父親はじめ家族が大学進学に求められる情報や経験を子どもに提供する必要がなくなり,父親の大学非進学経験が小学校受験以降の子どもの教育や進学においては無化されることになる。それとは対照的に,高学歴のホワイトカラー層に就く父親ほど,高校あるいは大学進学時の受験勉強の経験や受験学力の意義を是認する傾向が読みとれる。
小針 誠 (2015). <お受験>の歴史学:選択される私立小学校 選抜される親と子 講談社 pp. 208

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