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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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3つの原則

 シミュレーションから明らかになったのは,目標を知っているミツバチが群れをうまく導くためには,他の仲間に自分が事情に通じていることを明かす必要も,売り込む必要もないということだった。目標を知っている固体がほんのわずかでもいれば,しかるべき方向に素早く移動するだけで,他の大多数の何も知らないミツバチの集団を導くことができるのである。そうした誘導はカスケード効果[ドミノ倒しのような波及的な作用のこと]を通じて行われ,それによって,何も知らないミツバチが,近隣の個体が向かう方向を目指すようになる。したがって方向を知っているミツバチがわずかしかいなくても,レイノルズの三つの規則,「回避」,「整列」,「引き寄せ」があれば,そのミツバチが向かう方向に群れ全体が進むことになる。
レン・フィッシャー 松浦俊輔(訳) (2012). 群れはなぜ同じ方向を目指すのか? 白揚社 pp. 50

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