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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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目が見えないアリのルール

 グンタイアリはほとんど目が見えないが,以前に経路を通ったアリが残したフェロモンをたどること,そして新しい社会的力を使うことで,整った行動をこなすことができる。新しい力は2つある。1つは,基本的な回避則に変更を加えたもので,逆方向に進む2匹のアリが真正面からぶつかったときに,どちらも方向を変えるが,巣から遠ざかっていたアリの方が動きを素早く行うものとする。
 もう1つは,他のアリと遭遇した後も,個々のアリはこれまで進んできた方向に進むという規則だ。コンピュータ・モデルからは,この2つの規則があれば,ほとんど目が見えないアリがそれぞれの経路を作る様子を十分に説明できることが明らかになっている。
レン・フィッシャー 松浦俊輔(訳) (2012). 群れはなぜ同じ方向を目指すのか? 白揚社 pp. 80-81

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