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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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都市の人口もべき乗則

 ザネットとマンルビアは,アメリカ合衆国の2400の大都市のデータを使い,人口約10万,20万,30万……の都市がそれぞれいくつあるかを,ニューヨークの900万人にまでわたって数えあげた。つまり,都市に対して,グーテンベルクとリヒターが地震について行ったのと同様の方法で取り組んだのだ。そして彼らは同様のパターンを見出した。この統計から分かったのは,各都市,たとえば人口400万のアトランタに対して,その半分の人口の都市が4つあるということだ。そのうちの1つはシンシナティーであり,そのシンシナティーの半分の人口の都市が再び4つあり,そしてさらに同じように続いていく。つまり,すべての都市や町は,様々な理由からたくさんの競合する影響の結果として発生してきたにもかかわらず,それでも全体としては1つの数学的法則に従うのである。
 人々が都市の間を自由に行き来できることを考えれば,このような著しく規則的な傾向は驚くべきものだろう。ザネットとマンルビアは,アメリカの都市に留まらず,世界中の2700の大都市や,スイスの1300の大きな自治体についても調べた。そしてどの場合にも,正確に同じべき乗則の傾向を見出した。これは,人々が集まって都市を作るときの過程における,普遍的な帰結であるようだ。

マーク・ブキャナン 水谷 淳(訳) (2009). 歴史は「べき乗則」で動く:種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学 早川書房 p.261
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