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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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科学史や科学哲学の重要性

 白紙から博士が生み出されるわけではない。研究者たちは,一人前の科学者となるべくトレーニングを積むとき,それぞれの専攻分野がたどってきた歴史の少なくとも一部分を短期間で反芻しながら,同時にあたりに漂う有形無形の雰囲気を取り込みつつ,勉強と研究を積み重ねて成長していくのだろう。しかし,そのような日々の研究生活の中で,自らが置かれている学的伝統がどれほど自覚されているだろうか。私の知るかぎり,現在の日本の大学や大学院のカリキュラムでは,自然科学系の学生が科学史や科学哲学をきちんと学ぶ機会は残念ながらほとんどないと思う。しかしながら,個々の専門分野には現在に至るまでの長い研究の歴史があり,それを支えてきた理念や方法論が備わっているはずだ。

三中信宏 (2009). 分類思考の世界—なぜヒトは万物を「種」に分けるのか— 講談社 p.177
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