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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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どうすればいいかわからなくなる

 仕事は文章を書くことが中心なので,まだどうにかなる。だが,出席者がぼく以外に2名いる会議があると,本当に困る。どちらかが発言するたびにそちらへ顔を向けるわけだが,内容を理解しようにも首を回すのが追いつかなくなるのだ。最初のうちは,彼らもなんとかしてぼくを話し合いに参加させようと努力するのだが,あきれ返るくらい手間隙がかかるので,まもなくいつもどおりのやり方に戻る。つまり,健康な耳をもつ人を相手にするというときと同じように話すということだ。そういうときの彼らは,決して非人情なふるまいをしているわけではない。彼らには,それ以上どんなことができるのかがわからないだけだ。ついでに言えば,それはぼくにもわからない。

マイケル・コロスト 椿 正晴(訳) (2006). サイボーグとして生きる ソフトバンク クリエイティブ pp.25
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