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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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命名の限界

では,民俗分類で分類・命名される属の数に限界があるのはなぜだろう。そう,理屈から言えば,そんなものはなくてもいいはずだ。この地球上にはじつに数多くの植物や動物の種が存在し,それらを人々が自分なりの見方で見ているのだから,属の数に制限があるとする理由はないのである。しかし,これについてもバーリンが確かな証拠を発見した。彼は,幅広い民俗分類において,分類・命名される属の総数が,往々にして600以下になることに気づいたのだ。

キャロル・キサク・ヨーン 三中信宏・野中香方子(訳) (2013). 自然を名づける:なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか NTT出版 pp.161
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