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読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

診断の一致率

1972年にクーパー(Cooper, J.E.)らが行ったUS/UK研究は精神医学界に衝撃を与えた。すでによく知られた研究であるが,精神病症状を持つ人の症状記載を米国と英国の精神科医が読んで診断し,その一致率を見たものである。その結果分かったことは,両国で診断の幅が違い,米国の精神科医の方が統合失調症を広く診断していることが明らかになった。つまり,統合失調症の概念が国によって大きく違うことがわかったのである。こうした事実は精神医学の信頼性を著しく低め,他の医学領域からの批判を招いた。

大野 裕 (2014). 精神医療・診断の手引き:DSM-IIIはなぜ作られ,DSM-5はなぜ批判されたか 金剛出版 pp.28-29

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