I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

信頼係数

実際には,信頼係数99%ということは,特定のデータから計算した信頼区間がmの値を含むことは「ほぼ確実である」ということを意味すると解釈されるであろうし,またそう解釈することができないのでは,統計的方法を現実に応用できなくなってしまう。
 より詳しくいえば,
  信頼区間がmの値を含む確率は99%である
   ↓
  標本を何回も取ってそのたびに計算すると,百回のうち99回は信頼区間がmの値を含む。
   ↓
  したがって,特定の標本に対して,そこから計算される信頼区間はほぼ確実にmを含む(その確率は99%である)。
   ↓
  標本を観測してxbarの値を得,それから信頼区間を計算すると,それはほぼ確実にmの値を含んでいる。その確からしさは99%である。ここでmは確率的に変動する量ではないということにこだわるならば,確率ということばは避けて信頼係数99%といってもよいが,それはこの特定の区間がmを含んでいることの確からしさの尺度と考えるべきであって,多数回の繰り返しの中の比率ではない。
ということになるのである。

竹内 啓 (2010). 偶然とは何か:その積極的意味 岩波書店 pp.114-115

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