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I'm Standing on the Shoulders of Giants.

読んだ本から個人的に惹かれた部分を抜き出します。心理学およびその周辺領域を中心としています。 このBlogの主な目的は,自分の勉強と,出典情報付きの情報をネット上に残すことにあります。書誌情報が示されていますので,気になった一節が見つかったら,ぜひ出典元となった書籍をお読みください。

   

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特別な位置に

 創造主義に反対で,進化論に賛成という議論になってくると,科学者の多くは頑ななまでに進歩主義を通す。それなのに,現生人類や初期ヒト科,大型類人猿,そしてその他の霊長類までも,何としてでも特別な位置に分類しようとする。被食動物にしてはあまりにも知能が高いという理由からだ。こういった科学者たちがこだわるのは,少なくとも人間(すなわち「狩るヒト」)はまわりの環境を支配しなければならなかった——人間が自分たちを食べにかかってくる「もの言わぬ動物」のなすがままだったはずがない,という点だ。だが自然選択や進化論を信じるのであれば,捕食者と被食者をとらえる動物学の枠組みに基づいて,自分たちの立つ位置を受け入れなければならない。筆者は,霊長類種に対する捕食はまぎれもない事実だと立証してきた。小型で二足歩行をしていたヒト科もほかの霊長類と同じく,まさに食べられる状態にあったのだ。
ドナ・ハート ロバート・W・サスマン 伊藤伸子(訳) (2007). ヒトは食べられて進化した 化学同人 pp. 75

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多様性への疑問

 込み入った茂みのなかに一本の枝がある。なんとか生き残って今なお生存している唯一のヒト科,解剖学的にいうと現生人類につながる枝だ。タッタソールは次のように言う。「人類としてのわれわれの歴史をじっくりと考えるにあたって忘れてはならないのは,われわれは,ゆっくりと途切れることなく一つの方向だけをめざした進展の完全なる結果ではなく,いろいろな枝を広げたこの茂みのなかで単に唯一生き残った小枝にすぎないということだ」。では,込み入ったヒト科の茂みにあった他の枝はどうなってしまったのか?小柄で二足歩行をする霊長類は,おそらく700万〜1000万年にわたって現れては消えていた。なかには,100万年以上勢力をふるったと思われるホモ・エレクトスのように,うまく生き長らえるものもあった。けれども人類の歴史のなかで,あの枝よりもこの枝のほうを主役とすると何者かが指名しているわけではない。なぜ,これほどまでの多様性が過去に存在し,なぜ,それにもかかわらず地球上に現存しているのはただ一種のヒト科だけなのか。これは科学の世界で延々と考え続けられているとても興味深い疑問である。
ドナ・ハート ロバート・W・サスマン 伊藤伸子(訳) (2007). ヒトは食べられて進化した 化学同人 pp. 29-30

思想の影響

 ここでちょうどいいからふれておこう。人類の祖先をめぐる問題には,客観科学や公平な真理の追究よりも,思想的な側面から多くの関心が集まっていた。とくに19世紀後半から20世紀初めごろは,私たち人類およびその祖先は種という山の頂上にいなければならないと考えられていた。われわれはもっとも賢い種でなければならない。われわれは特別で,強靭で,ほかの動物たちの上に君臨していなければならない。そして,きわめて重要な点だが,人間も,ヨーロッパ人種を頂点とする階層に従って位置づけなければならないとも考えられていた。自然選択の考えを通して進化の理論をまとめあげたダーウィンは,自然の法則に従って,人間を他の動物と同じように動物界のなかにおさめた。けれども,そのダーウィンでさえ,人間と類人猿(人間に最も近い現生する親戚)とでは,精神と知性の面で雲泥の差があると考え,「最低の人間の精神と最高の動物のそれとの間には計り知れない隔たりがある。これには疑いを挟む余地がない」と書き残している。当時,生体と行動という点であらゆる人間と動物とを分けていたのは,大きな脳の存在だった。19世紀後半の理論家たちは,現代人の脳に備わっている灰白質の量をもって真の人間の特徴ととらえ,大きな脳という期待にそうような初期ヒト科の化石を探していたのである。
ドナ・ハート ロバート・W・サスマン 伊藤伸子(訳) (2007). ヒトは食べられて進化した 化学同人 pp. 26-27

食べられる

 古生物学の証拠からは,ヒト科もヒヒのような霊長類も,古代の捕食者に常習的に食べられていたという推論が裏づけられる。剣歯ネコや剣歯ネコモドキ,ハンティングハイエナ,ブチハイエナ,ヒョウなどが食べた獲物の残骸が遺物群となって残っているが,そのなかから初期ヒト科の一種であるアウストラロピテクスもヒヒも見つかっている。この南アフリカで見つかった化石証拠は,100万〜200万年前の間にヒョウが初期ヒト科とヒヒを大規模に捕食していたという説を後押しする。
ドナ・ハート ロバート・W・サスマン 伊藤伸子(訳) (2007). ヒトは食べられて進化した 化学同人 pp. 7

二元的に捉える

 人間は物事を二元的にとらえるという特徴をもっている。これは,著名な人類学者クロード・レヴィ=ストロースの研究にふれたことのある人にはおなじみの考え方だ。人間のあらゆる認知は,左—右,低い—高い,夜—昼,彼ら—われらといった対照的な二つのものをどう扱うかに基づく,という理論である。私たちが捕食者に対して抱く感情にも,この二元性がもちこまれているように思われる。つまり人間,少なくとも西洋文明の中にいる者は,一方では,自分のことを世の中のどの動物よりも上位に位置する優れた存在だと認識している。だが(ここが二元的なのだが),もう一方では,捕食者のような劣った生き物から危害を受けるかもしれないと際限なく案じていたりもする。
ドナ・ハート ロバート・W・サスマン 伊藤伸子(訳) (2007). ヒトは食べられて進化した 化学同人 pp. 2-3

コブラの毒でハイになる

 アメリカでパーティに行けば,マリファナからLSDまで,幅広い違法薬物を目にする——そして勧められる——のは珍しくない。しかし,こうした薬物を乱用する人も,インドのレイブパーティの参加者ほどワイルドとは言えない。アメリカでは,親しげな笑みを浮かべて2,3枚の百ドル札を出せば,8分の1オンス(約3.5グラム)のコカインを買えるかもしれないが,インドのデリでは,同じほどの金額でコブラの毒液を体験することができるのだ。
 ある人たちによれば,それは出まわっている薬物のなかで,もっともハイになれるものらしい——だから,値段も高くてしかるべきだ。飲み物に混ぜる,一握りの粉末にした毒液(巷ではK-72あるいはK-76と呼ばれている)は,インドでは他の不法薬物の5倍から10倍の値段で売られている。そして,地元の役人たちの話では,この薬の効能はきわめて強力で,使用者に対して「自分がどこにいるのか,何をしているのかわからないほどハイな状態」をもたらすことができる。
クリスティー・ウィルコックス 垂水雄二(訳) (2017). 毒々生物の奇妙な進化 文藝春秋 pp. 217

エメラルドゴキブリバチ

 実態は,グロテスクではあるがシンプルだ。すなわち,エメラルドゴキブリバチは,自分の子供の餌にするゴキブリに対して,その心をコントロールして,恐れの感覚や運命から逃れようとする意思を奪い取ってしまうのである。ただ,私たちが大きなスクリーンで見る映画とは違って,健全なゴキブリを心のないゾンビに変えるのは,なんらかの治療不能なウイルスではない——毒液である。とはいえ,それはただの毒液ではない。麻薬のように作用する,ゴキブリの脳を標的とした特別な毒液である。
クリスティー・ウィルコックス 垂水雄二(訳) (2017). 毒々生物の奇妙な進化 文藝春秋 pp. 209

毒素の進化速度

 毒素の進化速度がこんなにも速いのは,新しい標的を攻撃するためではない——時間が経っても,毒素が同じ効果を持ちつづけるためなのだ。イモガイ類に見られるように,神経毒は,獲物を捕らえるには抜群の方法である。急速な麻痺によって,獲物の動きを鈍らせることができるからだ。しかし,ある捕食者が,獲物のナトリウムチャネルを閉じる毒液分子を使い始めた瞬間,獲物の側には,ナトリウムチャネルが毒素に反応しなくなるように進化する強い動機が生まれる。ときにはマングースのように,毒素の活性を妨げるには,ほんのわずかな突然変異だけで事足りることもある。
 そのため,毒液動物はつねに,事態の変化に備えて,変化球でもストライクが取れる準備をしておかなければならない。もしくはイモガイ類のように,一時に数百個のボールを投げ,獲物がすべてを打ち返せないようにしておかなければならない。「イモガイ類がしていることは,併用薬物療法のようなものだ」と,トトは説明する。「彼らは一つの薬物だけを使うことはしない。つねに複数の化合物を使うんだ」。
クリスティー・ウィルコックス 垂水雄二(訳) (2017). 毒々生物の奇妙な進化 文藝春秋 pp. 204

遺伝子変異の頻度の変化

 私たちは進化を,表に現れる影響として捉えがちだ。つまり,それぞれの種を近縁種と区別させるような,形質や行動の違いとしてである。しかし,進化とは身体的な差異ではなく,遺伝的変化の尺度である。一つの種内でも,各個体が互いに非常に異なって見えることがあるが,それでも遺伝的構成の面から見ると,そうした個体同士はつながっている。
 およそ1世紀のあいだ,科学者たちは,進化を集団内の遺伝子変異(対立遺伝子と呼ばれる)の頻度の変化と定義してきた。したがって,進化の「速度」は,遺伝子がどれだけ速く突然変異,もしくは重複するかを表している。そして,進化の速度となれば,毒液をもつ巻貝類は,動物界のウサイン・ボルトと言える。なのに,彼らは遅い動物だと考えられてきたのだ!
クリスティー・ウィルコックス 垂水雄二(訳) (2017). 毒々生物の奇妙な進化 文藝春秋 pp. 200-201

壊死

 壊死(ネクローシス)は,生きた組織の死とされるが,この冷静な定義は,組織の死がどれほど気持ち悪く,恐ろしいものであるかをうまく表現できていない。壊死をもたらす毒液は,多くの皮膚や脚一本を丸ごと腐らせ,壊疽を引き起こし,血液・膿・腐敗臭を滲出させる。健康なピンク色の組織は死んで真っ黒になり,液状化した肉から溢れる体液で膨れあがり,ついには腐敗し,ゾンビのような塊になって骨から剥がれ落ちる。そのような傷を表現するのに,医師や科学者が壊死という言葉を使いたがるのは,不思議ではない。
クリスティー・ウィルコックス 垂水雄二(訳) (2017). 毒々生物の奇妙な進化 文藝春秋 pp. 162

神経毒

 もっとも致死的な毒液は,そのほとんど,またすべてが神経毒からなるものである。神経信号のブロックや過剰刺激を通じて,とりわけ横隔膜,胸壁,心臓などの,生死にかかわる筋肉を麻痺させるのだ。それに対して,血液毒の要素の強い毒液は,それほど致死的ではないが,出欠と壊死をもたらすという点ではより残酷である。
クリスティー・ウィルコックス 垂水雄二(訳) (2017). 毒々生物の奇妙な進化 文藝春秋 pp. 162

ヒル治療

 今日でも,生きたヒルが治療に使われている。ヒルは血液循環を改善することができ,また移植したり再接着したりした組織への拒絶を抑えることができるのだ。静脈瘤の治療のために,臨床医がヒルを用いることもある。実際に,血管形成のような最新の外科手術の際に用いられる抗血液凝固剤——アンジオマックス(ビバリルジン)——は,医療用ヒル(Hirudo medicinalis)からとった毒液化合物をもとに作られた小さなペプチドである。これは,アメリカで今のところ市販されている毒液由来の三つの抗血液凝固剤のうちの一つである。FDA(アメリカ食品医薬品局)が承認している,毒液からつくった6つの薬品のうちの半分が,抗血液凝固剤なのだ——臨床試験では,さらに数個の毒素が治療薬として使われている。
クリスティー・ウィルコックス 垂水雄二(訳) (2017). 毒々生物の奇妙な進化 文藝春秋 pp. 141

サシハリアリ

 サシハリアリの指数の高さは,その英名(bullet ant)が,このアリに刺されるのは銃で撃たれるようなものだと示していることを考えれば,驚くに当たらない。刺された人たちによれば,激しい苦痛が3〜4時間続くだけでなく,完全に鎮まるまでには丸1日もかかり,震え,吐き気,発汗などのよくある「副作用」も伴う。そのため,当然のことながらサシハリアリは,私がペルーのアマゾンへ旅行したとき,実物を見て(もちろん安全な距離を隔ててだが),もっとも興奮した動物の一つだった。
クリスティー・ウィルコックス 垂水雄二(訳) (2017). 毒々生物の奇妙な進化 文藝春秋 pp. 97

IgE抗体

 最後に,アレルギー症候群は毒液を注入されたり,毒を摂取したりした場合に役立つものと解釈できる。体がIgE抗体に対する反応を改善させていけば,アレルギー症候群は有益なものとなるに違いない。実際,吐いたり,くしゃみしたり,咳き込んだりすることで毒素を排出できるし,血圧が低下することで毒素が全身にまわるスピードを遅くすることもできる。抗凝血成分であるヘパリンが放出されるのも,多くの毒液がもつ血液凝固作用と戦うためと解釈できる。
クリスティー・ウィルコックス 垂水雄二(訳) (2017). 毒々生物の奇妙な進化 文藝春秋 pp. 92

抗体と寄生虫

 科学者のなかには,こんな説を提唱している人もいる。IgE抗体は,かつて寄生虫との戦いにおいて一定の役割を果たしていた。だが,ピュレル[抗菌用ジェル]やペニシリンに取り囲まれ,無菌状態に近づいている現代生活のなかで,私たちはIgE抗体の敵となるものを排除してしまった。そのため,誤作動したときにしか目にとまらなくなったのだ,と。
 この仮設を裏付ける証拠はいくつかあるものの,この説では,アレルギーはあくまで副作用であって,IgE抗体をつくりだす真の目的ではないとされている。また,ある特定の物質が他の物質よりも強いアレルゲンとなる理由を,この説では説明できない。私たちがもつ,寄生虫からの防衛システムは,花粉や食物,薬,毒液,そして金属を寄生虫と間違えるほど,精度の低いものなのだろうか?
クリスティー・ウィルコックス 垂水雄二(訳) (2017). 毒々生物の奇妙な進化 文藝春秋 pp. 90

生きた製造工場

 今のところ抗毒素は,動物の免疫系を「生きた製造工場」として利用することで生み出される。もっともよく選ばれるのは馬で,それは体が大きく(毒液を注射しても死ぬ可能性が小さく,また血液量が多いため抗体を含む血清が1回で多く採れる),飼育下での繁殖と維持管理が簡単だからである。ヤギとヒツジも頻繁に用いられるが,抗毒素は猫からサメまで,幅広い動物を使ってつくられている。
 動物に抗体をつくらせるためには,慎重に決められた量の毒液とアジュバントを,ワクチンの組成とよく似た割合で注射する。すべてがうまくいけば,動物は大きな副反応もなく免疫反応を開始し,あと数回注射を受けることになる。実際に,何を,どこに,どんな頻度で注射するのかは,抗毒素を製造する会社が厳重に守っている秘密である。研究者たちは,望みの抗体を得るための秘訣を握っているのだ。
クリスティー・ウィルコックス 垂水雄二(訳) (2017). 毒々生物の奇妙な進化 文藝春秋 pp. 70-71

鳥と蚊

 なかには,歓迎すべき変化もあるだろう。実際,鳥類がマラリアで受ける被害は,人類がマラリアで受ける被害よりも,はるかに大きな問題であることがわかってきた。たとえば,最近までハワイの鳥類は寄生虫を怖れる必要などなかったが,そこに蚊が持ち込まれた。それとともに病気も持ち込まれ,いまでは蚊が勢力を伸ばしている標高では,ハワイの固有種は消滅しつつある。蚊は気温の低い高地では生き残ることができないので,標高の高いところに生息している鳥類は,この害虫に刺されずに済んでいる。マウイ島の高山地域とハワイ島だけが,そうした鳥の避難所になっている。
クリスティー・ウィルコックス 垂水雄二(訳) (2017). 毒々生物の奇妙な進化 文藝春秋 pp. 59-60

蚊の毒

 蚊の毒液は,厳密な毒性の尺度でみるとほとんど無害である。同様に,蚊による死亡率は非常に低い。私はこれまで何百回も蚊に刺されてきたが,いまでもまだ生きているし,元気である。蚊に刺されてアレルギーを起こす人もほとんどいないので,その致死性をアナフィラキシーのせいにすることもできない。蚊の毒液が致死的なのは,毒そのものではなく,その中に潜んでいるもののせいなのだ。蚊は,マラリア,デング熱,黄熱病を含む,一連の感染症の媒介者なのである。
クリスティー・ウィルコックス 垂水雄二(訳) (2017). 毒々生物の奇妙な進化 文藝春秋 pp. 57

蛇を見る

 私たちは,自分がヘビを見ていると自覚するよりも前に,その存在を認識することができる。前意識検知と呼ばれる現象である。コンピューターのスクリーン上で,実際には気づかないほどの速さでヘビの画像を表示させると,私たちは生理的に不安を感じる。だが,キノコや花のような脅威を感じないものに対しては,そうした反応は生じない。
クリスティー・ウィルコックス 垂水雄二(訳) (2017). 毒々生物の奇妙な進化 文藝春秋 pp. 55

もっとも致死的

 しかし,この世で最も致死率が高いのは,アンボイナガイ(Connus geograohus)だ。70%という死亡率は,無脊椎動物でずば抜けている。この信じられないような数字は,相手を死に至らしめるスピードに裏打ちされている——一気に麻痺が進行し,数分のうちに死んでしまうのだ。
 死亡率は,その毒液が人間にとってどれほど危険であるかを,他の指標よりも正確に反映してはいるが,だからといって完璧なわけではない。たとえばヘビ類は,それに対する抗毒素が開発されたために,最近では致死的な毒性のランキングではかなり低い順位(少数の例外はあるが)になっている。そして,死亡率による「致死度」の計測は,医療サービスをすぐに受けられるかどうかによって,その数字が大きく変わってしまうという問題点もある。
クリスティー・ウィルコックス 垂水雄二(訳) (2017). 毒々生物の奇妙な進化 文藝春秋 pp. 46

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